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コドモおいでおいで!な不妊治療の記録。☆治療暦:約2年半☆AIH3回。初IVF→×。2度目の凍結胚盤胞ETで陽性→稽留流産。2回目ICSI→稽留流産。再挑戦もくろみ中♪


by maroony
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天気も悪いし

うーん。
涙は出なくなってきたけど
なんだか辛い。
胸が圧迫される感じ。
息苦しい。
具体的な悩みや悲しみっていうより
なんか辛い。
天気が悪いせいだろうか。
…そう思おう。

辛いな、苦しいな、って思いながら
食欲あんまりないな、って思いながら
出かけたり、用事をこなしたり
ごはん作ったり、なんとか食べたり
できてるから
これでいいんだ。

時間にまかせるしかないんだから
自然にしていよう。
考えずにはいられないんだから
考えてていいや。
辛いなりに
やる気ないなりに
毎日動いていれば
そのうちなんとかなってくるんじゃないかな。

胚移植の前後だって
悩みながらも妊娠できた。
心と体はつながってるようで
そうでもなかったり
もうなんだかよく分かんないので
無理しなけりゃいいんだたぶん。


明日はまたエコーで検診。
今日で手術から10日目だけど、まだ出血は続いてる。
生理の終わりかけみたいにタラタラと。
そっか
まだ体が元通りじゃないんだから
辛いのも当たり前だよな…。

流れに任せよう。
…ん~…ちょっと楽になったかも。
# by maroony | 2006-04-27 19:58 | 治療にまつわること

手術からこっちのはなし


手術以来、何をするにも現実感が持てず
いまが何月なのか、何曜日なのかぴんと来ない日々がつづいてましたが
週末、旦那につかまりながら少しずつお出かけしたりして
すこしずつ現実に戻ってきた感じ。
まだ1週間しかたっていなくて消化なんてできっこないから
まとまった文章になるわけないけど
やっと書く気が起きてきたのであれこれ書いてみます。


火曜日(4/18)の手術の日
夫は有給を取ってくれて朝からずっとついていてくれた。
仕事も忙しいし、物理的には私の体にしか関係ないから
迎えに来てもらえれば十分かな、と思っていたけど
ついていてもらって本当に良かった。
痛いとか辛いとか言う私にずっとつきあってくれて
安心させようとしたり笑わせようとしてくれて。
ひとりぼっちにさせないように最大限の努力をしてくれました。
辛いときに甘えててもいい相手がいるのはすごく幸福なことだ…

とてもとてもつらい出来事だったけど
そうやって夫婦で痛みを分かち合えたので
苦しみや悲しみのなかにはまりこんでしまわずに済んだんだと思う。
いま、わりと立ち直れているのは
夫が流産を2人の困難としてとらえてくれているおかげです。
彼は立派な父になれると思う。
余計に子どもを産みたくなった。
感謝とか愛情とか尊敬とかいろんな気持ちで言葉ではどうもうまく言えないけど
夫とはこれからもずっと一緒にいて、精一杯大事にしたい。


手術の流れも書いておこうかな。
9時半にクリニック着。
すぐに子宮口を広げるための細い棒を入れてもらう。
海草で出来ているもので、水分を吸って少しずつ広げていくらしい。
普段は閉じているところなので
もちろん痛い。かなり痛い。
でもその時はもう自分の体の痛みなんかは正直言ってわりとどうでもよかったので
そんなに恐怖や緊張はなかった。
そのまま2階の個室で院長先生の午前の診療が終わるまで待機。
旦那に痛い痛い言いながら過ごす。
昼過ぎに点滴開始。このときはまだたぶん生理食塩水。
3時まで待って、手術室へ。
静脈から痛み止めと意識が遠のく薬を入れてもらったら
すぐに眠ってしまって気づいたら終わっていた。
「おなかが痛い」と無意識に言ってしまった自分の声で起きた。
意識のない私を見て、旦那はすごく怖かったみたい。
私も逆の立場だったら、絶壁の崖の上に立たされているような気分になるだろうな…。
なんだか旦那がかわいそうになってしまった。

しばらくそのまま寝てから
ガーゼを取ってもらって出血のチェックをして終わり。
あまり取りすぎると内膜が薄くなってしまってよくないので
無理のない程度にきれいにしました、とのこと。
胞状奇胎かどうかは言われなかったけど
肉眼ではわからないのかな。
病理検査の結果待ちなのかもしれない。
手術のあと4日後にエコーのチェックがあったけど
まだその時点でも何も言われなかった。大丈夫なのかな…?
自分でいろいろ調べたんだけど
胞状奇胎だったら細胞が残ると非常に悪影響があるので、もう一度手術になるようだ。

それと
事前に胎児の染色体の検査をするかどうかも聞かれていたけど
夫と話し合って、しないことにした。
私と夫の染色体は検査済みで異常はないので
今回の子どもに異常があったとしても、今後の子どもが同じ異常が出るわけではないし
もし染色体異常でなくて死亡したんだったら原因不明で余計に辛い思いをしそうだったから。
初期の流産で染色体の検査をすすめられることはあまりないと
どこかで読んでいたので、すすめられて意外だった。


手術直後はまだ麻酔が効いていたのか
ふらつくけど痛みも出血も無くけっこう健康な気がしてた…けど
夜中にいつもの毛布が重く感じてきて、うわ結構病人かも、と気づいた。
やっぱり
翌日はお腹が痛くてほとんど動けなかったりで
気持ちも当然悲しいし
旦那も仕事に行っちゃうし
食べ物は作れなかったからインスタントしかないし
昼間誰も助けてくれる人がいないのは辛いよ~ってさめざめ泣いたりしてた。

でも
つらいときは、つらいって思い切って甘えてしまおう、って
気持ちを切り替えた。
(われながらだいぶん強くなった。)
寂しい昼間は
友達につらいってメールしたり
(友人にも経験者が何人かいて、やっぱり彼女たちの言葉に一番癒されました)
次の日は妹にわがまま言って会社帰りにお惣菜買ってもらって家に来てもらったり
なるべく我慢しないようにしてみました。
もちろん泣くのも我慢しなかった。

だって、自分を大事にしないで
ずっとめそめそしてたら
亡くなった子どもは賽の河原で石を積んでなくちゃいけないらしいのですよ。
そんなのかわいそうすぎる…

いやまじめな話、
誰か大事な人を亡くすと
自分だけが回復することになんだか罪悪感を持ってしまいがちなものなんだけど
(母の時も義父の時も友人の時もそうだった)
そんなふうに悲しみの海にいつまでも漂ってなくてもいいんだよ、って
どっかで亡くなった子どもが言ってる感じがする。
悲しみが薄らいでも、絶対に大事な人がいたことは忘れないって
これまでの経験で、分かっているし。

人間の人生はぜんぜん平等なんかじゃない。
今回のことでまたもや痛感したけど
なんというか、ねたみとか、絶望とか、いじけた気持ちには何故だかならなかった。
胚移植がうまくいかなかった時は
あんなにやさぐれたのに。不思議だ。
なんでだろう。
よくわからないけど。
ひねくれた気持ちじゃなく事実として
努力と結果は比例しないし
人生は不条理だ
って
静かな気持ちでまるごと受け止めてる気分。


私にはたまたまいろんなことが降りかかってきて
心のあちこちを削られるけど
削られたことで、普段はなかなか見えない自分て人間の芯の部分の
強さというか生命力みたいなものが
少し見えて
これでいいんだ、ってなんだか思っていたりするからかな。

がんばることが出来てる強い自分が
以前より好きになってるし。
自分のことがどっちかというと嫌いだと長年思い続けてきたけど
今は自分を素直に信頼してるというかなんというか。
自分も(それに夫も)大事にしつつ、子どもが待てる気持ち。
今なら子どもが来てもだいじょうぶ、って確信がうまれてたり。
亡くなってしまった子どもが
そういうことに気づかせてくれて
私をとても明るい日向の世界に連れてきてくれたような。
祝福されているような。
また妊娠しようね、って言ってもらえてるような。
(期待してるとまた裏切られるかもしれないとも思うけど)
ニュートラルな気持ち…

不妊治療がつらくて
なんとか陽性って結果が出したくて
ずっと緊張して絶望して迷って辛くて
現実の子どもというよりは、「治療の成果」を追い求めてしまっていた気がしたけど
亡くしてしまったけど子どもが一回来てくれたら
治療の原点に戻ってこられたというのもある。

子どもを産んで、抱きたいな。
# by maroony | 2006-04-24 16:46 | 治療にまつわること

残念な結果

前回のエコーから4日後の金曜日、
胎嚢は育っているものの
やはり胎芽は確認が出来ず
流産と診断されました。

その時点でホルモン剤(薬・注射)はストップ。

半分くらいは覚悟してクリニックへ行ったので
泣かないようにできるかと思ってたのですが
エコーで何も入っていない胎嚢を見てもう涙が止まらず
泣きながら院長先生のお話を聞きました。
かなり呆然としてたけど
「ぼうっと帰っちゃいけないよ。次またがんばる体なんだから。
事故にあったりしちゃだめだよ。」
と院長先生に言われて、はっとしました。


今日(4/17 月曜)に再度エコーで確認。
胎芽はいないのに胎嚢が育っているため
稽留流産で、明日お腹の掃除をする手術となりました。
今日の時点で胎嚢がしぼんでいれば
手術はしなくても自然に任せた流産ということになったようです。



この短かった妊娠期間は
不安も多かったけど、
夫婦そろって本当に本当に幸せで
とっても穏やかな気持ちになれたので
会うことはできなかったけど、子どもに感謝しています。
はじめて着床してくれて
「あなたは妊娠できるんだよ、おかあちゃん」って教えてくれたし。
私たちを幸せにしてくれて
とーーーってもいい子だった。
全然姿を見ることができなかったけど
たぶん少しの間はお腹にいたんだよね。
一緒に桜も見たよね。
もっと可愛がってあげたかったな…

陽性反応が出た人の10~15%は
受精卵の染色体異常が主な原因で
こうして初期に流産してしまうんだそうです。
自然淘汰だからしかたがないのです。
そのことは知ってたのですが
陽性反応出てすぐに「胎児ネーム(愛称)」までつけて可愛がってたのでした。
もしものことがあっても、名前がなにもないまま星になっちゃうのは
あんまりかわいそうな気がして。
正解だったと思ってます。
誰にも言わないけど
わたしと夫は絶対忘れないです。


週末に泣くだけ泣いて
夫婦で悲しんだので
わりと前向きな気持ちではあるんですが
赤ちゃんはいないのに胎嚢があるせいか
胸焼けや胃痛・匂いに敏感などのつわりの症状が残っていて
体がきつくて切ないです…



>るうにゃんさん
>ちょこさん

心配してくれてありがとうございました。
コメントにお返事できなくてごめんなさい。
今回は残念でしたが、少し休んでまたがんばるつもりです。
お2人の治療が成功することを心からお祈りしております。
先にママになって待っててくださいね♪
このブログは続けますので
よかったらまた来てください~。
# by maroony | 2006-04-17 14:39 | クリニックでの治療

D46

エコーの日。
胎嚢は17.2ミリと、こないだより大きくなっていた。

だけど胎芽が見えない…
「いま4ミリくらいのはずだから
すっごい小さいからエコーでとらえにくい場合もあるんですよね」と先生。
角度によってちらりと白いドットがうつって、
「これかも?って気もするど断定できないなぁ…」とのこと。

今の時期に心拍確認できるのが標準らしいのになぁ…

「まだわからないからね。
また金曜に見ましょう。そのほうがいいよね?」
うん。そのほうがいいです。
でも正直頭が真っ白なんですけど…


次回は月曜の予定だったけど金曜にエコーになりました。


頭が真っ白なりに
どっちに転んでもいいように仕事のスケジュールを考えてたりして…


心配。
# by maroony | 2006-04-10 23:39 | クリニックでの治療

胎嚢確認 D38

今日クリニックで胎嚢を確認してきました!

洋ナシのようなかたちで
一番長いところは12.5ミリでした。
院長先生が「これが赤ちゃんのおうちってとこです」と解説してくださって
なんだか可愛かった。

おうちをきちんと子宮に建ててくれてありがとうよ~。
これでひとまず、子宮外妊娠の恐れはなくなりました。


陽性反応からの一週間は長かった~。
最初のうち
お腹にいるんだ、って思うとなんだか緊張して
ちゃんと育つのか?ってとても不安になったり
下腹部のしくしくがとっても気になってしまったりもしました。
でも週後半からは、やっぱり自分勝手に楽しくしてよう、と気分転換。

「ただひたすら待つ」ことにかけては
不妊治療期間にずいぶんトレーニングしたもんね。
治療以前よりは強いわたくしですもの大丈夫オホホホ

これからもまだいっぱい関門があるけども
不安を先取りしてもしかたがないので
今乗り越えた関門を喜んでおきたいと思います。

そういえば胎嚢の大きさがこれでいいのかとか聞くのを忘れたなぁ…
胎芽もちっとも見えなかったし…(エコーでぐりぐりと探している風ではあった)
質問すればよかったか?
…でもやっぱり聞かなくてよかったような気もします。
異常があったら、きっと先生から言うし。
人それぞれの成長具合があるんだろうから
気にしてもしかたがない気がする。

マイペースにやってくれ。
元気でいてくれさえすればいいよ。
がんばれよ。
# by maroony | 2006-04-03 19:02 | クリニックでの治療